台詞で100のお題《６～１０》

6.「群れてなきゃ何も出来ないのか？」

「なぁ、常々疑問に思っていたんだが…」
「なんだい？改まって。」
俺、不思議で堪らないことがあるんだ。
「女って何でどこに行くにも一緒なんだ？」
つるんで遊びに行く位なら分かる。
でもな…トイレにまで一緒に行くことはないだろ！？
全く理解が出来ない。
「う～ん…そうだねぇ～」
「最近は男にもそういう人いるよな。」
男の女化だろうか。

「はっきりと分かる訳じゃないけど。」
考え込んでいるような様子だった村田がそう前置きをしてきた。
「多分、不安なんじゃないかな。」
…不安？
「たくさんの時間を共に過ごすことで自分達は仲が良い、って認識出来るんだと思うんだ。」
まぁ、良くなければ一緒に居ないだろうな。
「一緒に居れば、その友達が他の人に捕られることはない、とか。」
…なんだよそれ。
「女の人って独占欲が強いらしいよ。
　例え友達が他の友達と話していてもヤキモチ焼いちゃうんだって。」

「離れている間にその友達が他の人と仲良くしているのは嫌、とか仲間はずれになった気分になったりとかかな。」

「そうなるのが怖いから、常に一緒なのかもしれないね。」
いい迷惑だな。
「まぁ彼女達がそう意識して行動しているのかどうかは分からないし、
　僕が言ったことも当たっているとは限らないよ。」

「あぁ。でも、納得できたよ。俺にはその思想を理解できはしないけど。」
だってそれはエゴじゃないか。

「きっと、孤独は嫌なんだよ。」

「孤独は嫌、か。…人って、群れていなければ何も出来ないのか？」
ひとりでは何も、出来ないのか？
「みんな、君程強くないんだよ。」

俺が、強いって？
…そうだろうか。

だって、俺にはこれが当たり前だったから。

「他の人がどう思っているのかは別として、僕が君と一緒に居るのはね、

　少しでも多くの時を君と過ごしたいからなんだ。」

彼の方を向くと、自然と目が合って。
彼は微笑んでいた。
柔らかく。
そして、温かく。

なぁ、俺も同じように笑えているだろうか。

結局彼女達もムラケンと同じ思いなんじゃ？ってことは置いといて。
私も群れたがります。でもトイレにまで一緒に行くのは理解できないんですよねぇ…
さらに「水飲みに行こうぜ～」…っておい！それくらい一人で行けよ一人で！って感じです。でも、群れてないと不安に思ったりもします。
ムラケンが言ったことは別に私の持論って訳ではないんですが…今私が考えてみて出た答えがこれでした。違うかもしれません。人それぞれかもしれません。
でも私の中にその思いが少しでもあることは確かだと思います。

[2007.01.03]

7.「価値観は人それぞれでしょ？」

しばらくお待ちください。

後書き

[xxxx.xx.xx]

8.「なんだ、もう終わりか」

しばらくお待ちください。

後書き

[xxxx.xx.xx]

9.「格の違いを見せてやるよ」

しばらくお待ちください。

後書き